お知らせ

2016年11月16日
一般社団法人ICT-ISAC

「The first International Workshop on ISAC Collaboration 2016 in Tokyo」
(日米欧ISACワークショップ)の開催について

一般社団法人 ICT-ISAC(所在地:東京都港区、理事長:齊藤忠夫、以下、ICT-ISAC)は、国内のISPを含む通信事業者に加え、放送事業者、ソフトウェアベンダー、情報提供サービス事業者、情報関連機器製造事業者等、幅広い分野の会員と連携し、サイバーセキュリティの観点から、安全な情報通信技術(ICT)社会の形成に寄与する活動を推進しております。

今般、我々の活動をよりグローバルなものとしていくための取り組みとして、欧米のISAC関連組織を招致し、「The first International Workshop on ISAC Collaboration 2016 in Tokyo」を開催しましたので、お知らせいたします。

実施日時・場所
2016年11月10日(木)および11日(金)
京王プラザホテル 他
主催・後援
主催:一般社団法人ICT-ISAC
後援:総務省
参加団体(順不同)
Comm-ISAC(米国)、IT-ISAC(米国)
ドイツインターネット産業協会[eco](ドイツ)、一般社団法人ICT-ISAC(日本)
<政府機関等>
米国 国土安全保障省[DHS]、在日アメリカ大使館
総務省[MIC]
背景、目的
 サイバー空間が人々の日常の一部となりつつある中、国際的なテロリストや犯罪者集団によるサイバー攻撃が増大するにつれてサイバー攻撃者による攻撃も世界的な広がりをみせるようになってきており、サイバー攻撃に対処するための国際的な協力・共同が間違いなく欠かせないものとなってきております。
 一般社団法人ICT-ISACでは、その前身のテレコム・アイザック推進会議であった2011年1月以来、ASEAN諸国(約10か国)のISPおよび通信事業者との情報セキュリティに関する協力関係を構築、強化することを目的として、毎年継続して「日本-ASEAN情報セキュリティワークショップ」を開催してまいりました。
 本年、一般社団法人ICT-ISACが立ち上がり、このような取り組みを欧米諸国にも拡大し、アジア中心であった民間主導の情報セキュリティの関する協力体制をよりグローバルなものにして行くための取り組みを促進させることを目的に、本ワークショップを開催しました。
本ワークショップの成果
 本ワークショップでは、サイバーセキュリティに関わる情報共有に関する各国の最前線の状況を共有するとともに、サイバーセキュリティに関する国際的な情報共有の在り方に関する有益な情報交換を行いました。その中での議論を踏まえ、今後は、関係相互間で有益な情報共有を行うための各種課題を抽出し、その解決のための議論を早期に開始するとともに、試行的な情報共有の枠組みを構築することについて、合意しました。
今後のICT-ISACの取り組み
 今後は、本ワークショップでの合意事項の実現に向けた取り組みを通じ、日米欧の民間主導のサイバーセキュリティに関する強固な国際連携が早期に確立できるよう精力的に取り組むとともに、今までも取り組んできたASEAN諸国をはじめとしたアジアと欧米エリアの情報連携の橋渡しに関する取り組みにも積極的にチャレンジしていきます。

【お問合せ先】

一般社団法人ICT-ISAC 事務局:佐藤、酒井
https://www.ict-isac.jp/
お問い合わせにつきましては、HPのお問い合わせ入力フォームからお願いいたします。

【参考】

・Comm-ISAC(米国): https://www.dhs.gov/national-coordinating-center-communications
・IT-ISAC(米国): http://www.it-isac.org/
・ドイツインターネット産業協会[eco](ドイツ): https://www.eco.de/
・一般社団法人ICT-ISAC(日本): https://www.ict-isac.jp/
・米国 国土安全保障省[DHS]: https://www.dhs.gov/
・在日アメリカ大使館: https://japanese.japan.usembassy.gov/
・総務省[MIC]: http://www.soumu.go.jp/

以上